栄養指導
栄養指導
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通常の再診予約や当日の順番受付では、インフルエンザワクチンの予約とはなりません。

生活習慣病では食事療法は重要な治療の柱となっております。また、当院で診療することの多い心不全も食事、栄養の管理が重要となっています。簡単な指導は診察時間内でも行っていますが、それぞれの食事内容を見たり食習慣を聞いたりして個人個人の状況に合わせた指導というのは通常の外来診療ではなかなか難しい状況となります。
将来的には当院の院内での栄養指導を行いたいと考えておりますが、現時点ではなかなか困難な状況です。そのため、当院では奈良市にあります「メディカルなら」と提携し栄養指導を受けられる体制を整えることとしました。
ご希望の方は受付でお申し出ください。
栄養指導は予約制で月曜日から土曜日に奈良市柏木町の奈良市総合医療検査センター(メディカルなら)で行われます。初回は当院からの予約が必要となります。
メディカルなら所属の管理栄養士が約30分の個別指導を行います。
継続が必要な場合は月1回程度の頻度で受けることができます。
健診で高血圧、糖尿病(予備軍も含む)、脂質異常症などと言われた方は居ませんか?
これらは生活習慣病といわれます。
それ自体には症状が少なく診断されていても「症状がないから大丈夫だろう」とか「いつか病院に行ってみようかな」と考えて医療機関に受診していない方も多いと思います。
生活習慣病自体にはあまり症状がなくても、放っておいてよいというわけではないのです。
これらの病気は動脈硬化を進行させます。これによって心筋梗塞や脳梗塞といった怖い病気がだんだん近づいているかもしれないのです。
腎臓の数値が悪くなっているのを気にされている方もおられるでしょう。慢性腎臓病というだんだん腎臓が悪くなっていく病気の多くは生活習慣病、動脈硬化から来る腎硬化症という病気なのです。
ですから「毎年同じくらいだから大丈夫だろう」などと考えないでください。高血圧、糖尿病、脂質異常症があると動脈硬化は進行していっているのです。
健診での異常があっても病院に受診しない人は、次に何かきっかけがないと病院にかかろうとはされないと思います。
そのきっかけが後遺症の残る脳梗塞や心筋梗塞、回復しない慢性腎臓病の悪化ではないことを祈ります。ご家族や友人知人の病気がきっかけで自分もと考えて受診される方も実際におられるのですがさほど多くない印象ですし、その時点でかなり動脈硬化が進んでしまっている方が多いのも事実です。
残念なことに病気になってから初めて大事だったと気がつくという方も多くおられます。
大きな病気になる可能性をできるだけ下げるという点で生活習慣病の治療はとても大切なのです。そのため当院では生活習慣病の診療も重視しています。
高尿酸血症も動脈硬化との関連がありますし、腎機能悪化の原因となるので重要です。
内科での治療となると薬を思い浮かべられる方が多いと思います。たしかに薬が必要な場合も多いのですが、生活習慣病で当院に通院されている方の中には生活習慣の見直しで薬を始めずにすんでいる方もおられます。
また、薬を飲んでいる方も、それ以上薬を増やさなくて良いように生活習慣を見直すことはとても大切なのです。
興味のある方はぜひ一度栄養食事指導を受けてみてください。
日本循環器学会の心不全ガイドラインには
「なんらかの心臓機能障害、すなわち、心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果、呼吸困難・倦怠感や浮腫が出現し、それに伴い 運動耐用能が低下する臨床症候群」と記載されています。
しかし、これでは分かりにくいですよね。
それと一緒に一般向けには
「心不全とは心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、 だんだん悪くなり、生命を縮める病気です」と記載されています。
心臓の病気であること、だんだん悪くなる病気であること、進んでしまったら命に関わることが端的に書いてあり、わかりやすい良い表現だと思っていて、学生やコメディカルスタッフ、若手医師に講義する機会にはよく引用している文章です。
これだけではどんどん進行して望みがないように感じてしまうひともおられると思いますが、今はそうではなくなってきています。実際重症の心不全に関してはなかなか治療困難なのですが、それだからこそ、重症になる前に発見して早く治療しようというのが今のトレンドになっています。私も前職のときに推進に関わっていましたが、奈良でも心不全の早期発見プロジェクトが始動しています。
命に直結する重要な病気ということで、新しい心不全治療薬もどんどん出てきています。
私が医師になったころから考えると非常に予後(ひどい症状がでて入院になったり死に至ったりする確率)は改善しています。
心不全の良い薬は増えていますが、それでも生活習慣は重要なのです。
例えば塩です。体は一定の状態を保つようにコントロールされています。
塩を取り過ぎて濃度が濃くなったらなんとかして下げなくてはなりません。体から塩を出しきれなかったときにどうするかというと、水で薄めるのです。
心不全になる方は心臓の機能が低下していますし、塩を主に出す腎臓は心臓から血液をもらわないと塩を出せません。心臓や腎臓が頑張れる範囲を越えて塩を摂ってしまった場合は水がたまってきます。水が多くなりすぎると心臓の負担が大きくなって心臓がさらに頑張れなくなってしまうのです。この悪循環がどこかで体の状態の破綻を招くと急速に症状が出始め、あふれた水が肺にたまって肺水腫の状態になります。
こうなると息が苦しくなるので血圧が上がってしまいます。血圧が上がるとさらに心臓の負担が増えて心臓の能力がさがり、事態をさらに悪くするのです。
途中までは徐々に悪化していきますが、症状が出始めたくらいから坂道を転がり落ちるように悪化していく非常に恐ろしい病態です。数ヶ月かけて悪くなって数日前まではむくみがあるだけだったのが、息が苦しくなり始めたら数時間で悪化などという事もよくあります。
栄養状態も大事です。心不全だけではありませんが、長い闘病が必要な病気になったときには栄養状態が良いか、筋力・体力などが保たれているかが重要になります。
そのためには運動をしっかりしながらバランス良く栄養をとることが大事なのです。
肥満になると心臓がまかなわなくてはならない細胞が増えますし、少しの運動でも心臓の負担が増えてしまいます。
痩せすぎて筋肉が減ってしまうと日常の動作でも筋肉不足で重労働となってしまうかもしれません。
適切な栄養状態と保つのは実は心不全でも重要なのです。
その他の病気でも栄養状態は大切です。
肥満は動脈硬化進行の要因となるので過度の肥満は避けたいのですが、高齢の方では注意が必要です。じつは高齢の方は太っておられる方の方が長生きという統計もあるのです。
これはどんどん太りましょうという意味ではありません。太っていた方も病気などで弱ったり高齢になってくると食事が減ってきたりして痩せてから亡くなることが多いので、統計をとるとどうしても痩せている方のほうが亡くなる率は高くなってしまうのです。
ただ、大きな病気をしたときにそれを乗り切れるかどうか、食事が取れなくなったときにどれくらいそれに耐えられるかは、栄養状態や体力によるので高齢の方にはあまり痩せすぎないようにとお話ししています。
昨今フレイル、サルコペニアへの対策が重要と考えられるようになっています。
太り過ぎが良いわけではないのですが、高齢では痩せすぎないようにということも重要で、以下に必要な栄養素をなんとか摂るかという点でも栄養食事指導は重要なのです。
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